シェアリングエコノミーの活用法 空間のシェア


 

今回はシェアリングエコノミーが実生活にどう役立つか「空間」「モノ」「スキル」「移動」「お金」という5つの領域に分けてご紹介します。

 

本日は「空間」についてです。

 

 

空間のシェア

 

空き家や遊休施設・敷地の活用は、利用者・提供者ともにメリット大

 

空間のシェアで代表的なものは民泊です。

 

欧米では昔から個人の家をバカンスで留守の期間、誰かに貸し出す習慣がありました。

 

2008年にアメリカでスタートした「Airbnb」によって、一気に世界中に普及し、利用者・提供者ともに増えて民泊市場は拡大しています。

 

日本でも特区による民泊が許可されましたが、空き家や空き室を利用した違法な民泊が増えてきました。

 

2018年6月15日に施行された住宅宿泊事業法(民泊新法)で、「都道府県への届け出」や「営業日数は年間180日以内」などが規定され、「不在時の管理業者への委託」などが義務化されました。

 

さらに自治体ごとの条例による地域や曜日の規制も始まり、個人事業者などの多くが廃止・撤退し、民泊サイトへの登録数は激減しました。

 

今は、大手企業がぞくぞくと民泊事業に参入しています。

 

 

大手企業が民泊事業を開始しゲスト、ホストへのサービスを強化

 

大手旅行会社JTBは、2017年9月に民泊プラットフォーム「STAY JAPAN」と資本提携し、民泊に参入しました。

 

楽天LIFULL STAYも世界最大級の民泊サイト「Home Away」やオンライン宿泊予約サイトを運営するBooking com B.V. 全国古民家再生協会などと提携し、古民家や農業体験ができる「農泊」などユニークな民泊事業を展開します。

 

Airbnb Japanもカルチュア・コンビニエンス・クラブやセコム、ファミリーマートなど36社の日本企業と「Airbnb Partners」を立ち上げ、サービスを強化しています。

 

 

遊休スペースや駐車場を使わないとき有効活用できる

 

住宅以外にも、空いているスペースを貸し出し、有効活用するケースは増えています。

 

例えば、「SPACE MARKET」(スペースマーケット)では、会議室から店舗、オフシーズンの球場、平日の結婚式場まで、あらゆるスペースを貸し借りできるサービスを提供しています。

 

借り手にとっては、1万件を超えるスペースからパーティーや写真撮影など用途に合ったものを、使いたい時間や日数だけ手軽に利用できます。

 

また、コワーキングスペースは会員登録すれば30分単位などからオフィス空間を借りることができ、外出先で仕事をしたい営業マンやフリーランスが利用するケースも多いです。

 

既存の店舗の店先を借りて1日から店を開くことができるサービスもあります。

 

貸し手側にもメリットがあります。

 

営業時間外の小売店や飲食店、利用しない時間が多い会議室やセミナールームなどを時間単位で貸し出すことで、収益を得ることができます。

 

普段は使わないビルの屋上を活用する例もあります。

 

And Share」(アンドシェア)ではビルの屋上を完全貸切、手ぶらで楽しめるバーベキュースペースとして提供し人気を集めています。

 

地方の一軒家で広い庭を貸し出し、バーベキューなどを楽しむグループに喜ばれている例もあります。

 

遊休地や空きが目立つ月極駐車場、使っていない個人の駐車場のシェアサービスもあります。

 

akippa」(あきっぱ)では15分単位、もしくは1日単位からシェアするサービスを提供しています。

 

三井不動産リアルティの「toppi!」(トッピ!)の場合は2週間先までの予約が可能です。

 

空間のシェア」を上手に活用することで、借り手は費用を節約でき、貸し手は収入増につながります。

 

もちろん、注意すべき点もあります。

 

借り手は、利用時のトラブルについて事前に確認しておくことが重要です。

 

 

空間のシェア、サービス・事業者一覧

 

SPACEMARKET(スペースマーケット)
:レンタルスペース(会議、パーティーなど)
1万件超のレンタルスペースから会議やパーティー、スポーツ、撮影など目的に合ったスペースを予約できる。

貸し手は手持ちのスペースを1時間単位から貸し出せる。

 

Spacee(スペイシー)
:レンタルスペース(会議室、勉強会、コワーキングスペースなど)
スペースマッチングサービス。会議室を1時間500円から、コワーキングスペース「100円カフェ」は30分50円からとリーズナブルに利用できる。

 

AndShare(アンドシェア)
:ビルの屋上
普段は利用されていないビルの屋上を活用する「SORASITA」を運営。
完全貸切制の手ぶらで楽しめるバーベキュースペースとして提供。

 

akippa(あきっぱ)
:駐車場
個人間の駐車場貸し借りをマッチング。
全国の月極駐車場や個人の駐車場を一時利用できる。
スマホやPCで検索、予約でき、15分単位、1分単位から選べる。

 



toppi!(トッピ!)
:駐車場
三井不動産リアルティが運営。
空きスペースを有効活用したい人と、外出先で駐車場を探すドライバーをマッチングする、事前予約駐車場サービス。

 

HomeAway(ホームアウェイ)
:宿泊施設
エクスペディアグループのバケーションレンタル業界最大手。
滞在場所を探す人と貸し出しできるスペースを持つ現地ホストをつなぐソーシャルマーケットプレイス。

 

STAY JAPAN(ステイジャパン)
:民泊
株式会社百戦錬磨が展開。住宅宿泊業法、特区民泊、旅館業法に登録された合法民泊のみを扱う日本最大級の民泊予約サイト。
農業漁業体験ができる農泊などある。

 

Airbnb(エアビーアンドビー)
:宿泊施設、体験施設、レストラン
予約可能な施設が191カ国に約500万件、8,1000都市に200万人の利用者がいる宿泊プラットフォーム。
日本では36社と提携し「Airbnb Partners」で独自の施策を展開。

 


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