2級FP技能検定試験対策 (リスク管理) Part4


FP2級検定試験の過去出題傾向をまとめました。これから検定試験を受験される方の参考になればと思います。

 

Ⅳ.損害保険

火災保険

●ポイント整理
:火災、落雷、破裂、爆発、風災、雪災、消防活動などによる損害を補償
:建物と家財は、別々に契約できる

 

地震保険
地震保険と火災保険
保険の対象と契約方法
:地震保険の対象となるのは、居住用の建物(専用住宅および併用住宅)および家財

 

:地震保険単独での契約はできず、必ず住まいの火災保険(住宅火災保険や住宅総合保険など)に付帯して契約する

 

:地震保険の保険期間は、主契約である火災保険の保険期間と同じであるが、火災保険の保険期間が1年を超える場合は、1年間の自動継続または最長5年の長期契約を組み合わせることになる

 

補償内容
:地震保険で担保される損害は、地震、噴火、津波を原因として建物や家財が火災、損壊、埋没または流失となった場合(ただし、家財の範囲には、自動車、通貨、有価証券、1個または1組の価額が30万円を超える貴金属、宝石などは含まれず、地震保険の補償対象とならない)

 

保険金額の範囲
:地震保険の保険金額は、主契約(住宅火災保険や住宅総合保険など)の保険金額の30%〜50%の範囲内で別個に定める(ただし、建物は5,000万円、家財は1,000万円を、限度とする)

 

保険料と保険金の支払
保険料
:地震保険の保険料は、建物の構造と所在地によって異なる

 

:補償内容が同じであれば、どの損害保険会社であっても保険料は同じ

 

:地震保険の保険料には、「建築年割引」「耐震等級割引」「免震建築割引」「耐震診断割引」という割引制度があり、いずれか1つの適用を受けることができる

 

保険金の支払
:保険金額に損害区分に応じた一定の率を乗じたものが保険金として支払われる

 

全損=保険金額の100%
大半損=保険金額の60%
小半損=保険金額の30%
一部損=保険金額の5%

 

自動車保険

●ポイント整理
自賠責保険
:自動車損害賠償保障法(自賠法)によって加入が義務づけられた自動車保険

:人身事故の被害者救済を目的とした強制保険で、原則としてすべての自動車(原付を含む)を対象としている

:被保険者(加害者)だけでなく被害者からも、保険会社に対して保険金の支払を請求することができる

 

<保険金(被害者1名につき)>
死亡保険金=3,000万円
後遺障害保険金=75万円〜4,000万円
傷害保険金=死亡保険金、後遺障害保険金とは別枠で120万円
(注)被害者が被保険者の父母や配偶者、子の場合も、保険金支払の対象となる

 

任意保険
対人賠償保険
:自賠責保険の上乗せ保険

:自動車事故により、他人を死傷させ、法律上の損害賠償責任を負うことによって生じた損害のうち、自賠責保険で支払われる金額を超える部分

 

:「無免許運転、酒酔い運転、麻薬などを使用しての運転」といった法令違反による事故の場合でも、保険金が支払われる

 

:死傷者が、被保険者、父母、配偶者、子である場合には、保険金は支払われない

 

対物賠償保険
:自動車事故により、他人の財物に損害を与え、法律上の損害保険責任を負うことによって生じた損害

 

「無免許運転、酒酔い運転、麻薬などを使用しての運転」といった法令違反による事故の場合でも、保険金が支払われる

 

:破損等した財物の所有者が、被保険者、父母、配偶者、子である場合には、保険金は支払われない

 

自損事故保険
:自動車事故により、自動車の運転者やその他の搭乗者が死傷し、法律上の損害賠償請求権が発生せず、自賠責保険が支払われない場合(単独事故など)

 

:対人賠償保険に自動付帯され、死亡時の保険金額は被保険者1名につき1,500万円の定額

 

無保険車傷害保険
:対人賠償保険をつけていないなど十分な賠償が受けられない他の自動車との事故によって、死亡または後遺障害となり、法律上の損害賠償請求権が発生した場合

 

:保険金額は対人賠償保険と同額であるが、対人賠償保険の保険金額が無制限のときは2億円

 

搭乗者傷害保険
:自動車事故により、自動車の搭乗者が死傷した場合

 

:加害者からの賠償金、自損事故保険金、無保険車傷害保険金と関係なく支払われる

 

人身傷害補償保険
:自動車に乗車中や歩行中に、自動車事故で死傷または後遺障害となった場合

 

:過失割合に関係なく保険金額の範囲内で、示談成立を待たず損害金額の全額について保険金が支払われる

 

:法令違反による事故の場合は保険金が支払われない

 

車両保険
:衝突、接触、墜落、転覆、物の飛来、落下、火災、盗難等の偶然な事故によって、自動車に生じた損害(地震、噴火またはこれらによる津波による損害は対象外)

 

:他の車との衝突、接触において、相手方の確認ができる損害のみを補償する「エコノミー車両保険」と単独事故や当て逃げによる損害まで幅広く補償する「一般車両保険」がある

 

傷害保険

●ポイント整理
主な傷害保険
普通傷害保険
:国内外を問わず、家庭内、職場内、通勤途上、旅行中など、日常生活におけるほとんどあらゆる傷害

:被保険者の職業、職務の危険度によって保険料が異なる

:細菌性食中毒による入院については対象にならない

:地震、津波、噴火による傷害については対象にならない

 

家族傷害保険
:1保険証券で家族全員を被保険者として普通傷害保険と同様の補償をする、普通傷害保険の家族版

 

:本人(生計維持者)のほか、事故発生時におけるその配偶者、本人または配偶者と生計を一にする同居の親族および別居の未婚の子が、自動的に被保険者となる

 

:細菌性食中毒による入院については対象にならない

:地震、津波、噴火による傷害については対象にならない

 

交通事故傷害保険
:国内外を問わず、交通事故や駅構内(改札口の内側)での事故、エスカレーター、エレベーターでの事故、道路通行中に建物等から物が落下した場合および建物や交通乗用具(電車、バス、自動車など)の火災などによって傷害を被った場合

 

:被保険者の職業、職務の危険度によって保険料が異なることはない

:地震、津波、噴火による傷害については対象にならない

 

ファミリー交通傷害保険
:1保険証券で家族全員を被保険者として、交通事故傷害保険と同様の補償をする、交通事故傷害保険の家族版

 

:本人のほか、事故発生時におけるその配偶者、本人または配偶者と生計を一にする同居の親族および別居の未婚の子が、自動的に被保険者となる(本人は生計維持者に限定されない)

 

:地震、津波、噴火による傷害については対象にならない

 

国内旅行(傷害)保険
:国内旅行行程中(旅行の目的を持って住居を出発してから住居に帰着するまで)に被った傷害

 

:傷害保険では対象外の細菌性食中毒についても対象となる

 

:地震、津波、噴火による傷害については対象にならない

 

海外旅行(傷害)保険
:海外旅行行程中(旅行の目的を持って住居を出発してから住居に帰着するまで)に被った傷害

 

:傷害保険では対象外の細菌性食中毒についても対象になる

 

:地震、津波、噴火による傷害も特約なしで補償

 

:特約により疾病も補償(医療費用は実損填補)

 

傷害保険の類似商品
所得補償保険
:国内外を問わず、病気やケガで就業不能になった場合、その間の所得を補償

 

:原則として、被保険者は一定の業務を持ち、収入を得ている健康な人に限られる

 

:入院をしているか否かは問われない

 

 

注意事項
原則として平成28年10月1日時点の法制度に基づいて執筆しています。なお、東日本大震災の被災者等にかかる各種特例、復興特別所得税、個人住民税の均等割加算については、特に指示のない限り記載または考慮していません。

 

 

 



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