FP2級検定試験の過去出題傾向をまとめました。これから検定試験を受験される方の参考になればと思います。

 

Ⅰ.生命保険

1.生命保険
●ポイント整理
保険性を重視した保険
定期保険
:一定の保険期間内に被保険がし死亡または高度障害となった場合に保険金が支払われるもの。
:満期保険金がなく、保険料がや安い(掛け捨て)

 

長期平準定期保険
:保険期間を長期に設定した定期保険
:中途解約すると、解約時期によって比較的高い解約返戻金が支払われる(保険期間満了時「0」になる)

 

逓減定期保険
:保険期間の経過とともに、保険金額が一定の割合で減少する定期保険
:保険期間中の保険料は一定

 

逓増定期保険
:保険期間の経過とともに、保険金額が一定の割合で増加する定期保険
:保険期間中の保険料は一定
:中途解約すると、解約時期によっては比較的高い解約返戻金が支払われる(保険料期間満了時には「0」になる)

 

収入(生活)保障保険
:一定の保険期間内に被保険者が死亡または高度障害となった場合に保険金が年金形式で支払われるもの

:年金受取に代えて一時金受取を選択することもできるが、一時金受取額は年金受取総額よりも少なくなる

:年金形式で受け取る保険金総額と同額の定期保険と比べ、保険料が割安

 

終身保険
:被保険者が死亡または死亡または高度障害となった場合に保険金が支払われるもの
:保障は一生涯続く

:満期保険金はないが、経過年数に応じて解約返戻金が蓄積される

:一時払い終身保険は、契約後の早い時期に解約すると解約返戻金が、払込保険料を下回る

:低解約返戻金型終身保険は、保険料払込満了時まで解約返戻金の額を通常の7割程度に抑えたもの

 

定期保険特約付終身保険(定期付終身保険)
:主契約の終身保険に定期保険特約が付加されている
:全期型と更新型がある

更新型では、更新後の定期保険特約の保険料は、更新時点の年齢および保険料率で計算される
:更新型は、更新時の健康状態にかかわらず、更新できる

 

アカウント型保険(利率変動型積立終身保険)
:保険料を変えずに保障内容を変更することや、保険料払込期間の途中で一時金を積立部分に投入したり、積立部分を引き出したりすることが可能

:保険料払込満了時点で、積立部分を終身保険に移行することが可能

 

保障性と貯蓄性を組み合わせた保険
養老保険
:一定の保険期間内に被保険者が死亡または高度障害となった場合には死亡・高度障害保険金が、満期まで生存した場合は満期保険金が支払われるもの

:死亡・高度障害保険金と満期保険金は同額
:満期保険金があるので、他の条件が同じである場合、定期保険の保険料よりも割高となる

 

貯蓄性を重視した保険
こども保険
:子供の入学・進学時期や満期時に祝い金・満期保険金が支払われるもの(教育費などに活用できる)
:被保険者となる子の年齢は0歳でもよい

:契約者(通常は親)も被保険者(通常は子)のように扱っており、契約者が死亡または高度障害となった場合は、保険料の払込免除に加えて、一時金や育英年金が支払われるものがある

:保険料の払込が免除された後も、祝い金・満期保険金は契約どおりに支払われる
:被保険者が死亡した場合には、死亡保険金として基準保険金が支払われるものや、既払込保険料相当額が支払われるものなどがある

:加入後、いつでも解約できるが、解約時期によっては解約返戻金が払込保険料総額を下回ることがある

 

投資性のある保険
変額保険(終身型・有期型)
:株式や債券を中心に特別勘定で運用し、運用実績に応じて保険金や解約返戻金が変額するもの

:死亡・高度障害保険金は基本保険金額が最低保証されている

:解約返戻金や満期保険金は最低保証されていない

 



 

2.個人年金保険

●ポイント整理
個人年金保険の仕組み
:個人年金保険の受取年金は「基本年金」「増額年金」「増加年金」の合計額
「基本年金」・・・運用成果等にかかわらず契約時に保証されている部分

「増額年金」・・・年金開始時までに積み立てられた配当金によって買い増しされる部分

「増加年金」・・・年金開始後の配当金によって買い増しされる部分

 

定額個人年金保険
有期年金保険
:一定の年金受取期間内で、かつ被保険者が生存している場合にかぎり、年金が支払われるもの

確定年金保険
:被保険者の生死に関係なく、一定の年金受取期間だけ年金が支払われるもの

:年金受取期間内に被保険者が死亡した場合は、残存期間の年金またはその時点の年金現価相当額の死亡一時金が遺族に支払われる

:他の条件が全て同じであれば、確定年金保険よりも有期年金保険のほうが保険料は安くなる

 

終身年金保険
:被保険者の生存している限り、一生涯年金が支払われるもの
:他の条件が全て同じであれば、被保険者が男性よりも女性のほうが保険料は高くなる

 

保証期間付終身年金保険
:保証期間中は被保険者の生死に関係なく年金が支払われ、その後も生存している限り、一生涯年金が支払われるもの

:保証期間内に被保険者が死亡した場合には、保証期間の内、残存期間の年金またはその時点の年金現価相当額の死亡一時金が遺族に支払われる

 

夫婦年金保険
:夫婦のいずれか一方が生存している限り、年金が支払われるもの
:夫婦のいずれか一方が死亡しても、その後の年金額は変わらない
:他の条件が全て同じであれば、終身年金保険よりも夫婦年金保険のほうが年金額は少なくなる

 

変額個人年金保険
:国内外の株式や債券を中心に特別勘定で運用され、運用実績に応じて受け取る年金や解約返戻金が変動するもの

:年金受取開始前に被保険者が死亡した場合は、一般的に払込保険料を最低保証とする死亡給付金が支払われる

:年金額には原則として最低保証はないが、年金原資や受取年金額を最低保証する保険会社もある

 

外貨建て個人年金保険
:死亡給付金や年金を円貨で受け取る場合、為替の変動によっては死亡給付金額や年金額等が支払保険料相当額を下回ることがある

 

3.医療保障商品

●ポイント整理
医療保険
:日帰り型、1泊2日型、5日型などがある
:入院給付金は「1入院」および「通算」の支払限度日数がある(入院中でも請求可能)

:退院日の翌日からその日を含めて、180日以内に同じ病気やケガで再度入院した場合は、1回の入院とみなされる

:手術給付金の対象となる手術に、美容目的の手術や正常分娩による手術は含まれない
:死亡保障(少額)があるものとないものがある

 

先進医療特約
:療養日において、公的医療保険制度の給付対象となっていない先進医療のうち、厚生労働大臣が定めるもの(全額自己負担)に該当する治療を受けたとき、治療の内容に応じて給付金が支払われる

:加入後に新しく認められた先進医療技術についても、保険金支払の対象となる
:先進医療特約の保障対象である治療に健康保険が適用されるようになった場合、その治療は先進医療特約の保障対象外となる

 

がん保険
:入院給付金は初日から支払われ、一般的に支払日数に限度はない
:契約から3ヶ月または90日の免責期間があり、この期間中にガンと診断されると、契約自体が無効となる



生前給付保険
特定(3大)疾病保障保険
:ガン・急性心筋梗塞・脳卒中のいずれかにかかり、所定の状態にあると診断されたときに、特定(3大)疾病保険金が支払われるもの

:特定(3大)疾病保険金を受け取ることなく、死亡または高度障害となった場合には、それぞれ死亡保険金・高度障害保険金が支払われ、特定(3大)疾病保険金・死亡保険金・高度障害保険金のいずれぎ支払われると、契約は消滅する

 

リビングニーズ特約
:余命6ヶ月以内と医師に診断された場合に、その原因にかかわらず、「死亡保険金の範囲内」かつ「保険会社所定の金額の範囲内」で死亡保険金の前払請求ができるもの

:請求した保険金額から6ヵ月分の保険料相当額と利息相当額が差し引かれるため、特約保険料は無料

 

指定代理人請求制度
:被保険者に病名または余命を告知していない場合など、被保険者本人が特定(3大)疾病保険金またはリビングニーズ特約保険金を請求できない特別な事情があるときは、あらかじめ指定された「指定代理人請求」が保険金を請求することができる

 

介護保険
:寝たきりまたは認知症である場合に、介護一時金や介護年金などが支払われる
:給付金支払基準は、保険会社独自のものと、公的介護保険の要介護認定に連動するものがある

 

 

注意事項
原則として平成28年10月1日時点の法制度に基づいて執筆しています。なお、東日本大震災の被災者等にかかる各種特例、復興特別所得税、個人住民税の均等割加算については、特に指示のない限り記載または考慮していません。